卒業・入学の季節

こんにちは。
3月、4月は【出逢いと別れ】の季節ですね。

薬剤師の仕事の中には『学校薬剤師』という仕事がありまして、主に地域の学校の環境衛生（プール・水道水の検査など）を見守る役割を担っています。
何年か継続していますと卒業式や入学式に呼ばれることもあります。

学校医や学校歯科医（生徒の健康診断を行っている医師・歯科医師）は日常の診療が忙しいので出席することはあまり無いようですが、私は出来るだけ参加するようにしています。

その理由ですが、埼玉では卒業式に袴を着せて参加する生徒が一定数おります。
着慣れない袴で呼吸が苦しく、長時間に及ぶ卒業証書授与のせいもあって貧血で倒れてしまう子が毎年発生してしまう事態です。
そこで私のような医療の知識のある人間と、養護教諭の方で応急救護の対応をしています。

折角の晴れ舞台ですので、なんとか無事にみんなと一緒に卒業を祝うことが出来ればと思います。
一方で残念ながら皆と一緒に卒業式に参加できない生徒も数名います。何らかの理由により不登校になってしまっているのですが、卒業をきっかけに新しい環境で再起動できることが出来ないか見守っていければと思います。

皆さんでも年度の切り替えで環境が変わる方もいらっしゃると思います。新しい環境でしっかり持ち味を発揮されてください。また何も変わらない方もいらっしゃるかと思いますが何か一つでも新しいチャレンジが出来ますように心より応援をしております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　薬剤師　水　八寿裕

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