• #学校
  • #学校薬剤師
  • #薬局
  • 仕事
  • 薬剤師

2024.04.24

学校薬剤師

学校薬剤師

こんにちは。薬剤師の蒲原です。
今回は「学校薬剤師」についてお話ししていきます。

学校薬剤師とは

学校薬剤師はその名称通り、各学校に任命された薬剤師のことです。後述の学校薬剤師の仕事内容からも、直接生徒方と関わる機会は少ないですが、生徒・子どもたちの教育環境を守れるように、学校保健に携わり、管理・指導・助言を行っています。

学校保健安全法での定めもあり、幼稚園・小学校・中学校・高等学校の全ての学校に必ず学校薬剤師が任命されています。

学校薬剤師の仕事

学校薬剤師は、以下の定期的な各種環境衛生検査や、保健指導、助言等を行います。

① 教室等の空気検査
十分な換気が行われているか、室温や乾燥等は問題ないか等を検査します。

② 飲料水検査
学校内の飲料水の水質等を検査します。

③ 学校水泳プール検査
プールの塩素濃度やPHの測定、水温や汚れの検査、プールサイド含めた設備の不備確認等を行います。

④ 給食衛生検査
給食を安全・安心して食べてもらえるように、管理栄養士さんとも協力して調査し、指導・助言を行います。

⑤ 教室や体育館の照度・照明検査
教室内や体育館で適切な明るさが保たれているか等を調査します。

⑥ 医薬品等の管理
各学校に配置されている医薬品や毒物・劇物が、適切に管理されているかどうかを調査し、必要に応じて指導・助言を行います。
また、 医薬品等を廃棄する際の方法等についても指導・助言を行います。

⑦ 薬物乱用防止教室
学校からの依頼に応じて、薬物乱用防止教室でお話し(講話) したり、必要に応じて指導・助言を行います。

他にも、ダニ・ダニアレルゲン検査やフッ化物洗口液の作成・実施の助言、災害時の学校出動などを行い、学校保健に携わっています。