薬の保管方法
- かかりつけ薬剤師
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2024.04.06
今回は薬局業務に欠かせない調剤薬局事務について紹介します。
調剤薬局事務は、処方箋の受付や薬剤師の指導の元での補助業務、薬の在庫管理の補助、患者さん・お客様の接客・相談等を担当します。電話対応や薬の配達、薬局内の掃除や商品の販売など、薬局の営業に欠かせない且つ幅広い業務を行っています。
受付・電話対応
受付では患者さん・お客様の対応を行います。来局した患者さんから処方箋や保険証、お薬手帳を受け取ります。このとき、処方箋の有効期限や保険証の情報に変更はないかなど確認します。薬局には電話での問い合わせも多く、対面での対応だけではありません。薬局の顔として、まずは明るくハキハキとした対応を心がけましょう。
レセコン入力と会計
レセプト(調剤報酬明細書)を作成するためにレセコン(レセプトコンピューター)へ処方箋の内容を入力します。同じ薬でもさまざまな規格があるため、正確に入力することが必要です。現在では、処方箋に付いているQRコードを読み取るだけで大まかな入力ができる場合もありますが、最終確認は必ず必要です。それでも、以前よりも効率的に作業できるようになりました。
そして、薬剤師が薬の説明をした後は会計を行います。薬代はレセコンへの入力時に自動計算されるため、作業としてはそこまで難しくありません。ここでは現金の受け渡しミスに気を付ける必要があります。
薬剤師のサポート
処方箋を受け取ったあと、薬のピッキングを行います。どの薬が何錠必要かなど、処方箋内容を確認しながら集めていきます。また、薬剤師の指導のもとで補助作業をする場合もあります。他にも、患者さんの家や病院・施設などへ薬を配達することもあります。
医薬品の発注・点検・入庫
消費した医薬品を注文するのも仕事の1つです。また、届いた薬の内容は間違っていないかを確認し薬品庫などへ入庫します。送られてきた伝票の整理も行わなければなりません。1日に何度も発注や入庫、伝票整理を行うこともあります。
調剤報酬の請求
患者さんは保険証を提示することで、薬の費用負担を抑えられます。残る費用を負担するのは、保険証を交付する健康保険組合や市区町村などです。調剤薬局の場合のレセプトは「調剤報酬明細書」と呼ばれます。そのレセプトを作成する業務を「レセプト業務」といい、薬局の収入を確保する上で一番大切な業務の1つと言えます。レセプト請求の締切は5日もしくは10日なので、月末から月初はとても忙しい時期となります。
調剤薬局事務の資格と能力
調剤薬局事務に関係する資格は複数ありますが、それぞれの資格の認定団体が実施する講習を受け、試験をクリアするなど取得方法は様々です。
また、資格を取得していても実際働き始めるとなかなかうまくいかないことも多く出てきます。レセプト入力以外にも業務内容は幅広く、患者さんとのコミュニケーション力も必要です。慣れるまでには少し時間がかかるかもしれません。
調剤薬局事務は未経験の方でも働くことができます。資格があれが日々の仕事に少し自信を持ってこなせるかもしれません。しかし、実際に働いていく中で得られることは多く、失敗し、経験を積むことでのちの自信につながると思っています。