コラム「減塩生活への繋げ方」
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2024.08.24
南海トラフ地震への備え
最近いろいろな災害について、メディアを賑わせているようです。では私たちがどのような備えをしていけばよいかについて、薬局・薬剤師の視点から皆さんにお伝えできればと思います。
Q 災害時に普段飲んでいる薬はどうなるの?
A 建物の倒壊や浸水によって失われた薬は、一定のルールで薬局にて交付することは可能ですが、確認に時間がかかることもあるので、災害時の持ち出し用品リストの中に必ず「日常飲んでいる薬」を加えておきましょう。災害時のために1週間は慢性疾患の薬が予備としてあった方が安心です。
Q 災害時に転んでけがをしてしまった。
A 災害時に避難所の近隣に応急救護所が設置されることがあります。災害が原因による疾病は地域の医療機関も対応することが出来ない場合があります。また救急車を呼んでもすぐに来ない場合もあります。日ごろから救急箱にて簡単な怪我の対応ができるように備えておきましょう。
Q 上下水道が壊れてトイレが使えない。
A 非常用のトイレを備蓄しておきましょう。バケツもトイレの代わりになります。凝固剤なども必要ですが、ペット用の猫砂をストックしておくのも良いかと思います。
Q 水はどのぐらい準備しておけばよい?
A 1日2Lの生活用の水が必要になります。人数と日数をかけて備蓄しましょう。飲用の消費期限を超えていてもではなく生活用水としては使用できます。
普段からの備えとして、どんなことが必要なのか?薬局の薬剤師に気軽に相談してみましょう。
水 八寿裕(みず やすひろ)薬剤師