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2024.11.14

世界糖尿病デー

世界糖尿病デー

11月14日は世界糖尿病デー 

今は糖尿病という病気の名前も変えてしまおう!とまで言われています。尿から糖が出るというイメージはあまり良いものではありませんね。糖尿病は進行するまで自覚症状などはほとんどありません。高血圧や高コレステロール血症などと同じ痛みとかあまり感じませんよね。今回のコラムは糖尿病の予防について焦点を当ててお伝えします。

糖尿病とは?
大きく分けて1型と2型という型があります。1型というのが生まれつき何かの原因があって膵臓からインスリンという血糖値を下げるホルモンが出ないような人がそれにあたります。幼少期からインスリンという注射による治療でホルモンを補うことで体のバランスを維持することが出来ますが、長期にわたって治療が必要です。2型糖尿病は主に生活習慣の乱れが原因で、もともと正常だった膵臓の機能が落ちたり、インスリンというホルモンの効果が弱くなったりして発症します。こちらは食事や運動などを整えることで糖尿病を遠ざけることも可能です。では何をどうすれば良いのでしょうか?

食事のコントロールで糖尿病を予防
糖尿病をお持ちの方にも、そうでない方にも、適正なエネルギー量で、バランスの良い、規則正しい食事は、みんなにとっての健康食です。ただし、他の病気が合併しているような場合は、少し制限が出てしまいますので、そこは注意しましょう。
食事のメニューには血糖値を上げやすいもの(脂肪分の多い肉類、ご飯、パンなど)と、そうでないもの(野菜、キノコ類、豆類、海藻類など)があります。野菜などから食べ始めると、血糖値の上昇がゆるやかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます

運動をすることで糖尿病を予防
運動をすることによって、血糖値が下がるだけでなく、インスリンの効果が強まり、脂肪が減ることで、糖尿病のリスクを下げます。また、運動は糖尿病の改善だけでなく、高血圧や脂質異常症など全身の健康にも良い影響を与えますので、ぜひ積極的に取り組んでいきたいものです。
食後に軽い運動を行うことは、食後の高血糖を予防することに効果的です。運動によって筋肉でエネルギーが消費され、血中のブドウ糖がエネルギーとして使われるからです。食後高血糖を予防することは、糖尿病や動脈硬化といった血管疾患の予防に効果があります。

ご不明な点があれば店舗の薬剤師・栄養士にご相談ください

                           水 八寿裕(みず やすひろ)薬剤師