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2025.10.15
臨床症状
高齢者:咳・痰・発熱から肺炎へ進展することも
迅速検査
鼻腔ぬぐい液で抗原検出(15分程度で判定)
PCR検査
高感度で判定可能。主に病院で用いられる。
根本的な抗ウイルス薬は日本ではない → 基本は 対症療法
水分補給、鼻吸引、加湿
発熱に対しては解熱薬(アセトアミノフェン)
呼吸困難が強ければ酸素投与・点滴
重症例(特に高齢者)は入院管理
日本では、以下の2種類の不活化ワクチンが成人向けに任意接種として利用可能です
:
アレックスビー筋注用とアブリスボ®筋注用の2種類。
アレックスビー筋注用 高齢者のみ
対象:60歳以上の成人、および50〜59歳でRSウイルス感染による重症化リスクが高いと医師が判断した方。
接種回数/方法:筋肉内注射、0.5 mLを1回接種。
費用:施設によって異なり、概ね25,000円前後。
効果:第III相国際臨床試験において、接種後6〜7ヵ月でRSウイルス関連の下気道疾患を82.6%予防。
アブリスボ®筋注用 妊婦用と高齢者
対象:妊娠24~36週の妊婦、および60歳以上の成人。
接種回数/方法:アレックスビーと同様に筋肉内注射で0.5 mLを1回接種。
費用:施設により幅があり、約30,000〜38,000円。
効果:
成人(高齢者):2つの症状を伴う下気道疾患を66.7%、3つ以上の症状を伴うものを85.7%予防。
新生児・乳児(母体接種の効果):生後90日以内に重症RS関連下気道感染症を81.8%、生後180日以内を69.4%予防。
妊娠28〜36週で接種すると効果がより高い傾向あり。
診断は「症状+迅速抗原検査/PCR」
治療は「対症療法が中心」
ワクチンが新たに使えるようになり、高齢者の重症化予防が可能になってきている。
薬剤師 水 八寿裕