薬剤師が未来に繋ぐ、社会を支える最高の職業
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2025.11.12
冬は空気が乾燥しやすく、肌のかさつきや喉の痛み、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすい季節です。乾燥によって鼻や喉の粘膜が弱ると、ウイルスや細菌が侵入しやすくなり、体調を崩す原因になります。そのため、室内の湿度を適切に保つことが、健康維持のためにとても大切です。
加湿器を上手に活用すると、室内の湿度を40〜60%に保つことができ、喉や肌の乾燥を防ぐだけでなく、ウイルスの活動を抑える効果も期待できます。さらに、加湿によって空気が柔らかく感じられ、睡眠の質が向上するなど、快適な生活環境づくりにも役立ちます。
加湿器を効果的に使うためのポイントは3つあります。
風通しの良い場所に置き、壁や家具から少し離して使用しましょう。部屋全体に湿度が行き渡りやすくなります。
タンクの水は毎日交換し、定期的に洗浄を行いましょう。フィルターやタンクに汚れが溜まると、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。
湿度計を使い、40〜60%を目安に保ちましょう。加湿しすぎると結露やカビの原因になるため注意が必要です。
加湿器には「スチーム式」「超音波式」「気化式」などの種類があります。スチーム式は加熱による蒸気で衛生的ですが電力を多く使い、超音波式は静かで省エネですが水質に注意が必要です。気化式は自然蒸発を利用するため過加湿になりにくい一方、フィルターの清掃が欠かせません。部屋の広さや使う時間帯に合わせて、適したタイプを選ぶようにしましょう。
また、加湿器だけでなく、こまめな水分補給や保湿クリームの使用、適度な換気も併せて行うことで、より効果的に乾燥対策ができます。特に寝室で加湿器を使うと、夜間の喉の乾燥や鼻づまりを防ぎ、翌朝の不快感を軽減します。
乾燥が気になる季節こそ、加湿器を正しく活用して快適で健康的な毎日を過ごしましょう。