ジェネリック医薬品あれこれ
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2025.12.24
年末年始はイベントや会食が増え、どうしても食べ過ぎ・飲み過ぎが続きやすい時期です。
翌朝になって、胃もたれ・胸やけ・むかつき・だるさ などの不快症状が現れ、「今日は体が重い…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、薬局として皆さまにお伝えしたい、暴飲暴食の“翌日”にできるやさしいセルフケア をまとめました。無理をせず、体を整える一日の過ごし方を紹介します。
食べ過ぎや飲酒の翌日は、気づかないうちに脱水気味になっています。
脱水は頭痛・だるさ・むかつきの原因にもなるため、最優先のケアは水分補給 です。
● 朝はコップ1〜2杯の水を
常温の水や白湯がおすすめ。冷たい水は胃腸の負担になるため避けましょう。
● スポーツドリンクや経口補水液も有効
アルコールによる脱水や電解質の乱れが気になる時に役立ちます。
暴飲暴食の翌日は、消化器官が疲れている状態 です。
無理に食べず、体が求めるものを少しずつ取り入れましょう。
● 食べられそうなら、消化のよいメニューを
・おかゆ
・雑炊
・野菜スープ
・湯豆腐
・柔らかく煮たうどん
体を温め、胃に負担をかけないメニューが適しています。
● 避けたいもの
× 揚げ物・脂っこい料理
× 辛い料理
× 冷たい飲み物
× 甘いスイーツの食べ過ぎ
これらは胃腸の回復を遅らせてしまいます。
翌日は栄養バランスが乱れやすく、疲労を感じやすい状態です。
● ビタミンB群
エネルギー代謝を助け、翌日のだるさを軽減
→ 卵、納豆、豚肉(胃の負担が少ない調理法で)
● ビタミンC・クエン酸
アルコール代謝や疲労回復に役立つ
→ みかん、レモン、梅干し、酢
胃が重い時は、スープや温かい飲み物を中心にしましょう。
激しい運動は逆効果ですが、軽い運動は回復をサポートします。
・ゆっくり散歩
・軽いストレッチ
・深呼吸
・肩回しや肩甲骨を動かす体操
体が温まり、胃腸の動きが整いやすくなります。
暴飲暴食の翌日は睡眠が浅くなりがちです。
15〜20分程度の短い昼寝 は疲労回復に役立ちます。
ただし、長い昼寝はかえってだるさが増すことがあるため注意しましょう。
薬局では、翌日の不調に合わせた市販薬もご相談いただけます。
例えば…
・胃もたれ → 消化を助ける胃薬
・胸やけ → 胃酸を抑える薬
・むかつき → 胃の動きを整える薬
※持病のある方、普段の薬を服用中の方は、薬剤師にご相談のうえ選びましょう。
暴飲暴食の翌日は、普段通りに戻すよりも、体の回復を優先する日 と割り切ってしまうのも大切です。 食事・運動・休息を丁寧に行うことで、翌日の体調は大きく改善します。
食べ過ぎ・飲み過ぎは、誰にでも起こり得ることです。
大切なのは「翌日どう過ごすか」。無理をせず、体をねぎらう一日を過ごしましょう。
気になる不調が続く場合や、市販薬の選び方に迷った場合は、どうぞお気軽に当薬局へご相談ください。