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2022.03.31
2022年の花粉飛散傾向
薬剤師 蒲原
今年も花粉の飛散が観測され始め、花粉症の症状が出る方にとっては辛い時期が始まりました。かく言う私も毎年花粉症に悩まされている一人です。
病院受診し、お薬を日々服用したり、メガネやマスクをしたり、洗顔やうがいをしたりなど、皆さん様々な花粉症対策をされていることだと思います。
この様々な対策を最大限活かすためにも、まずは今年 (2022年) の花粉飛散の傾向について知っておきませんか?自身が生活したり仕事などで活動する地域がどのような傾向にあるかを知ることで、その地域に適切な対策を取ることができます。
各地の飛散傾向予測
2022年シーズンの花粉飛散は、昨年(2021年)よりも、九州や東海では地域によってばらつきがあり、四国・中国・近畿地方では飛散量が少ない一方、東日本では多い傾向にあるようです。
また、例年との比較では、関東より東では、例年並みかやや多い地域が多く (北海道は非常に多い予測)、西では例年並みか、やや少ない地域が多いようです。
各地のピーク予測 (2022年1月20日発表)
日本気象協会による2022年スギ花粉のピーク予測は、福岡・高松で2月下旬から3月上旬、広島・大阪・名古屋では3月上旬から中旬、東京や金沢・仙台では3月上旬から下旬となっています。
そしてスギ花粉の飛散がピークを迎える頃、次にヒノキ花粉の飛散が始まります。まだまだ油断はできませんね。
2022年のヒノキ花粉のピーク予想は福岡・高松で3月下旬から4月上旬、広島で4月上旬、大阪・名古屋・東京では4月上旬から中旬になっています (仙台や金沢ではヒノキ花粉の飛散量が少ないためピーク予測なし)。
まだまだ油断できない花粉飛散状況
皆さんの地域はいかがでしょうか?現在されている花粉症対策、十分でしょうか?特に例年、昨年と比較して花粉飛散が多い傾向にある地域の方は昨年以上の対策をしていくことが大事かと思われます。また地域によって異なるものの、4月上旬〜中旬まではヒノキ花粉の飛散が予測されるためまだまだ油断できない状況です。
これを機に飛散傾向やピーク予測を把握し、花粉症対策を見直してみるのはいかがでしょうか?