『薬剤師ってどんな仕事?』Part.1
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2022.08.08
こんにちは、薬剤師の金丸です。
前回に続き、「熱中症」についてお話ししていきたいと思います。
今回は少し意外な熱中症をいくつか紹介します。
1、室内でも熱中症?
屋外のイメージが強い熱中症ですが、実は屋内でも多く発生しています。屋外に比べ日差しを浴びたり、汗をかいたりすることが少ないため、ついつい油断してしまいがちです。しかし、気温や湿度が高く風の弱い日などは、室内でも気付かないうちに熱中症を起こしてしまうことがあるので注意しましょう。
2、夜は涼しいから大丈夫?
夜間熱中症と呼ばれます。夜間、防犯の為に部屋の窓を閉め切った状態で十分部屋の温度を下げないまま就寝すると、日中温められた壁や天井、ベランダなどからの放射熱で室内が徐々に暖められ、睡眠中の発汗も相まって、寝ている間に熱中症が進行します。体調不良で目を覚ましても、夜間ということで熱中症とは気づきづらいです。
3、プールで熱中症?
肌表面は水で潤い、汗のべたつきも感じず熱中症とは無縁のように思えますが、実は水泳中もたくさん汗をかいており、気づかぬうちに脱水を起こし、体の内部に熱が溜まってしまう事があります。特にプールの水温が高いと熱中症のリスクが高まります。水温+気温が65℃以上の場合は要注意です。
4、ヒト以外でも熱中症?
ペットを飼われている方はペットの熱中症にも注意しましょう。犬や猫では短頭種(犬ではパグやフレンチブル、猫ではペルシャ、ヒマラヤンなど鼻の長さ(マズル)の短い種類)、長毛種、寒い地域が原産の種などは熱中症をおこしやすいとされています。鳥類やげっ歯類など、他の動物も熱中症をおこすことがあるので、ご自身のペットについての予防法、対処法など、分からないことは事前にかかりつけの獣医師にご相談、ご自身で調べておくようにしましょう。
今回は少し意外な熱中症について紹介させていただきました。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。まだまだ暑い日が続きそうですが、十分な対策をして今年の夏も元気に乗り切っていきましょう。