災害時の薬　準備していますか？

こんにちは。毎朝車で通勤している時に、電車で通勤がしたいといつも考えている薬剤師の安達です。電車なら飲んでも乗れる！

　今回は、リクエストがあった災害時の薬について書きたいと思います。
　災害とは、『暴風、竜巻、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火など』または、『火災、爆発物、発電所事故など』や『戦争、紛争など』と、一言では言い表せないほど多くの種類があります。そして日本は、世界でも有数の自然災害の多い国です。災害の対策のためにも、災害が起こる前に必要なものは準備をしておきましょう。

災害時の薬と言っても、災害の種類や時期によって必要となる薬は変わります。そこで今回は、普段から準備をしていた方が良い薬について、お話ししたいと思います。

皆さんは、普段服用を続けている薬はありますか？例えば、降圧剤や喘息の薬などです。これらの薬は症状を安定させるためにも続けなければならない薬です。もちろん他にも切らさずに続けるべき薬はたくさんあります。災害時に薬を切らさないためにも、普段から数日分の予備薬を持っていた方が良いです。3〜7日程度の薬を余分に用意しておくことが良いと言われています。住んでいる場所によっては、それ以上に薬を用意しておいた方が良い場所もあるでしょう。常用薬のある人は、災害時用に少し余裕を持って薬を用意しましょう。
また災害時にお薬手帳があると、薬を処方してもらう時に役立ちます。持っていない人は、薬局でお薬手帳を手に入れておきましょう！
常用薬が無い人も薬の用意は必要で、風邪薬（総合感冒薬）と消毒薬は用意しておくと良いでしょう。余裕があれば、絆創膏や包帯もあると便利です。
人によって準備が必要な薬は変わってきます。災害が起こる前に一度、自分にはどんな薬が必要になるか、どんなものがあれば便利かを考えておくと良いでしょう。