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2024.09.07
普段の生活を送るうえで、食物アレルギーに関する知識を身につけておくことは大切です。ただし、アレルギーの種類や症状、そしてアレルゲンについて理解するのは難しいもの。今回は、薬剤師が食物アレルギーについて詳しくお伝えします。
アレルギーの種類
食物アレルギーは、免疫系の異常によって、食物成分を異物と判断し、アレルギー反応を起こす疾患です。アレルゲンの種類としては、最も多く見られる卵をはじめ、乳、小麦、落花生、そば、エビ、カニなどがあります。また、近年ではゴマ、アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類、特にピスタチオのアレルギーも増加傾向にあります。
アレルギーの症状
食物アレルギーの症状としては、じんましん、息苦しさ、腹痛、嘔吐、下痢などさまざまです。また、唇の腫れ、舌のかゆみ、目のかゆみ、鼻汁、くしゃみなどが現れることもあります。症状は軽いものから、生命にかかわる深刻なものまであり、原因となった食品を避けることが治療法の基本です。
アレルゲン物質
食物アレルギーの原因となるアレルゲンは、食品中に含まれる成分や加工方法によって異なります。例えば、卵アレルギーは卵白に対する反応が一般的で、製菓製パン用の液卵やアイスクリームなどの加工品にも含まれていることがあります。また、小麦アレルギーは、グルテンに反応する場合が多く、パンやパスタ、うどん、ラーメンなどに含まれます。一般的に、食べ物には、食品表示法に基づいたアレルゲン表示が義務付けられているため、食品の表示を確認することが重要です。
以上、食物アレルギーの種類、症状、アレルゲンについてご説明しました。食品にアレルギーに対して正しい情報を持ち、治療や予防、生活改善に役立ててください。