百日咳について
- #水 八寿裕
- #第一調剤薬局
- #薬局
- スマイルコラム
- 百日咳
- 薬剤師に相談
2025.10.22
薬剤師の三好です。
寒くなって感染症が増える前に皆様にお伝えしたいことがあります。
それは…手洗い、うがいは感染対策として非常に重要であるということです。
(皆様知ってるかな笑)
悪い病原菌を体内に入れないことが風邪をひきにくくする一番簡単で効果が出る方法です。
まずは手洗い。
これは簡単に見えますが丁寧に行おうとするととても難しいです。
手洗いの方法として、石鹸を使うのがお勧めです。水をかけて石鹸を泡立て全体をこするように洗います。
親指の付け根、指先、指の間が洗い残し多いと言われているので要注意ですね。
外から帰った時、食事の前、汚れたもの触った時必ず行いましょう。
石鹸を泡立てるのが面倒だなぁと思い流水だけで手洗いをすませる方いますが、石鹸を使って正しく手洗いをした場合の方が菌を多く減らせたとのデータもあります。流水だけだと菌は1/100程度の減少なのに対し、石鹸からの流水だと1/1000〜1/10000に減少したとの報告もあります。
手洗いの時間は短すぎるのもダメ、15〜20秒程度が理想。急いでご飯食べに行きたい気持ちも分かりますが綺麗な状態で食べましょう。
ただし、手洗いのしすぎも注意です。
洗えば洗うだけいいのでは?と思うかもしれないですよね。
結論をいうとダメです、洗いすぎはやめてください。洗いすぎることで皮膚にとって良い菌も殺してしまったり油脂を失い肌のバリア機能が低下してしまい、その結果より感染しやすくなったり肌荒れを引き起こすことにつながります。
もし手洗い苦手なお子さんがいれば、手洗いスタンプのようなサポートグッズを用いてみるのもよいでしょう。小さい頃は、なんで石鹸を使って洗わないといけないのか理解できないと思いますので、楽しんで洗えるように習慣づけましょう。お子さんだけでなく、お父さんお母さんも一緒に手洗いしましょう。親子で楽しく手洗い習慣をみにつけましょう。
手洗いがちきんと出来たか確認したい方は、ブラックライトを用いた手洗いチェッカーなども市販されております。良ければ購入して試してみましょう。
手洗いの正しいやり方は検索すれば出てきます、参考にしてください。
YouTubeなどで動画もありますので、お子さんと一緒にみて実践してみてくださいね。
次にうがいですね。
手洗いと同じで外から帰ってきたら、行いましょう。
水を含んでブクブク、ガラガラ2パターンのうがいをしてください。口腔内の菌を除き、喉の奥まで綺麗にしよう。
うがい薬を用いることもできますが、手洗いと同じでやりすぎに注意です。良い菌を殺し逆に感染しやすくなることもあります。
また、うがい薬を長期的に使用して甲状腺に影響及ぼしたりもあるので注意が必要ですね。
お茶(緑茶)でうがいをすることで風邪の予防になるとも言われております。緑茶に含まれるカテキンにウイルスを抑える働きがあるといわれています。
注意点として、作り置きは注意、雑菌がわくことも。
ペットボトルの緑茶でも効果があるといわれています、沸かすのが大変な方は市販品を検討ください。
うがいできない時は緑茶をこまめに摂取するのもよいです。
私が小学生のころ、水筒に緑茶をいれて学校に持っていき、うがいをその緑茶で行うことがありました、私の学校だけかも??今思えばかなり理にかなった方法ですね。
ただし、緑茶を使ってれば完全に感染しないわけではないので注意してください
今年はインフルエンザがだいぶ早く広がりつつあるようです。早めの対策を行いましょう。
手洗い、うがいは感染対策の基本ですが、これだけでは完璧ではありません。
食事をとる、睡眠をしっかりとり内側から免疫力を高めたり、マスクをしたり、人混みを避けるなど併せることで感染しにくくなります。
今から習慣づけ、冬の感染症増える時期を元気に過ごしましょう!!