 
                                                                                    七草粥
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2025.10.25
 
                        2023/24シーズンは推計で1,800万人以上が受診し、近年で最も多い流行となりました。一方で、ワクチンの使用量は過去10年以上で最も少なく、接種率の低下が指摘されています。流行を抑えるためには、2024/25シーズンにおいても積極的なワクチン接種が重要です。
インフルエンザワクチンは「かからないようにする」だけでなく、「かかっても重症化を防ぐ」効果があります。小児で約50~60%、高齢者でも入院を防ぐ効果が示されています。特に高齢者や基礎疾患のある方、小児、介護・医療従事者は接種が強く推奨されます。
日本では例年通り4価ワクチン(A型2種類、B型2種類)が使用されます。海外では3価への移行も進んでいますが、B型は予測が難しいため国内では引き続き4価が採用されています。
小児向けの経鼻ワクチン(フルミスト®)が2024年9月に発売されました(2歳~19歳未満対象)。
高齢者向け高用量ワクチンやmRNAワクチンも開発が進んでいます。
高齢者やリスクを持つ方は、インフルエンザだけでなく 肺炎球菌ワクチン や 新型コロナワクチン、RSVワクチン の接種も推奨されています。特にインフルエンザとコロナの同時流行が懸念されるため、両ワクチンの同時接種も検討されます。
接種は毎年必要です(前年の免疫は持続しないため)。
発症や重症化を防ぎ、周囲の人を守る効果もあります。
かかりつけ薬局でも接種について相談できます。
「まだ大丈夫」と思わず、早めの接種を心がけましょう。インフルエンザ予防は一人ひとりの行動から始まります。お気軽に薬剤師へご相談ください。
薬剤師 水 八寿裕
