• #レシピ
  • 体質
  • 大星美樹
  • 管理栄養士
  • 薬膳
  • 薬膳レシピ
  • 薬膳粥

2025.10.29

もっちり五穀で⭐︎美容薬膳粥

もっちり五穀で⭐︎美容薬膳粥

こんにちは、管理栄養士の大星です⭐︎
だんだんと肌寒さを感じる季節となってきましたね。
季節の変わり目は、いつも以上に体調管理が難しくなってきます。
今回は、適切な体調管理が行えるよう、「薬膳」の魅力と合わせて、
①体質タイプ別「五養粥」の選び方
②管理栄養士特製*薬膳レシピ(もっちり五穀使用)
をお届けいたします。ぜひ最後まで読んでいってくださいね♪

薬膳とは?

中医学の考え方に基づいた食事のことで、体調不良を改善し、健康的な身体作りを促すことを目的としています。
漢方と混同されがちですが、漢方は、病気の治療と予防に特化しており、生薬を組み合わせて用いるのに対し、薬膳は、日常の食事を通して体質改善や健康維持を目指すものです。

薬膳「6つの体質」チェック!あなたのタイプはどれ?

中医学では、体質を6つに分けることができます。
まずは、あなたがどのタイプに当てはまるのか、確認してみましょう。

①気虚(ききょ)タイプ
◻︎疲れやすい
◻︎汗をかきやすい
◻︎いつも手足が冷えている
◻︎声が小さい
◻︎下痢をしやすい
◻︎動悸、息切れをしやすい
◻︎少食、食欲不振

②気滞(きたい)タイプ
◻︎頭痛もち
◻︎イライラしがち
◻︎胸が苦しい
◻︎ため息が多い
◻︎生活が不規則
◻︎下痢と便秘を繰り返す
◻︎月経不順

③血虚(けっきょ)タイプ
◻︎肌が乾燥しがち
◻︎物忘れが多い
◻︎目がかすむ
◻︎眠りが浅く、よく夢を見る
◻︎唇が割れやすい
◻︎顔色が悪い
◻︎めまいや立ちくらみがある

④瘀血(おけつ)タイプ
◻︎肩こりがひどい
◻︎手足が冷えやすい
◻︎しみやそばかすが多い
◻︎頭痛もち
◻︎便が黒っぽい
◻︎顔や唇の色が赤い
◻︎経血にレバーのような塊が出る

⑤陰虚(いんきょ)タイプ
◻︎ドライアイ
◻︎口や喉が渇く
◻︎顔が赤い
◻︎コロコロした便が出る
◻︎ほてりやのぼせがある
◻︎耳鳴りしやすい
◻︎寝汗をかく

⑥痰湿(たんしつ)タイプ
◻︎むくみやすい
◻︎太っている
◻︎揚げ物や甘いものが好き
◻︎体が重い、だるい
◻︎下痢しやすい
◻︎脂性肌
◻︎痰がよく出る

タイプ別⭐︎オススメ食材と五養粥の選び方

第一調剤薬局グループでは、養命酒製造の「五養粥」を取り扱っています。
お湯を注ぐだけで簡単!薬膳粥の出来上がり。手に入りづらい薬膳食材も入っているのでオススメです。
まずはご自分に合った体質の五養粥から試してみませんか?

①気虚(ききょ)タイプ
エネルギーが足りていないため、ダイエットのために食事制限をするのは逆効果。消化しやすく、エネルギーになりやすい食材を中心に選び、力をつけましょう。
-オススメ食材-
白米(お粥)、ハトムギ、甘酒、アボカド、ゆで小豆、ぶどう、なつめ、クコの実、さつまいも、イワシ、アスパラガス
-オススメ五養粥-【黄】

②気滞(きたい)タイプ
気が滞ることで生じるイライラからのドカ食いや、胃腸の不調などは太ってしまう原因になります。ハーブ類や柑橘類など、気を巡らせる香りの強い食材を積極的に摂りましょう。
-オススメ食材-
こしょう、八角、バジル、みつば、レモン、そば、玉ねぎ、セロリ
-オススメ五養粥-【赤】【緑】

③血虚(けっきょ)タイプ
体に栄養や潤いを運ぶ役割がある血の量が不足気味です。規則正しい生活のもと、黒と赤の食材を多く取り入れましょう。
-オススメ食材-
卵、黒ごま、黒米、黒豆、黒キクラゲ、プルーン、なつめ、クコの実、カツオ、マグロ、地鶏、キャベツ、ぶどう、トマト、にんじん
-オススメ五養粥-【黒】【赤】



④瘀血(おけつ)タイプ
血液の質を悪くする脂っこいものや冷たいものはできるだけ控え、血の巡りを良くする食材を意識しましょう。
-オススメ食材-
黒米、酢、酒粕、パセリ、ブルーベリー、ししゃも、クレソン、エシャロット
-オススメ五養粥-【黒】【緑】



⑤陰虚(いんきょ)タイプ
飲み物をたくさん飲んで水分補給するよりも、食事から水分を補給することを意識しましょう。体に潤いを与え、肺や粘膜、肌の乾燥を鎮める食材は白いものに多いと言われています。
-オススメ食材-
ホタテ貝、ヨーグルト、白ごま、バナナ、ハトムギ、メロン、牡蠣、山芋、オクラ
-オススメ五養粥-【白】

⑥痰湿(たんしつ)タイプ
ドロっとした不要物を溜め込むぷよぷよさんには、腸内を掃除して痰湿を取り除き、体質を改善してくれる食物繊維がオススメ。また、できるだけ運動などでしっかり汗をかき、余分な老廃物を外に出しましょう。
-オススメ食材-
玄米、ハトムギ、こんにゃく、寒天、まいたけ、キウイ、なつめ、あさり、ねぎ、里芋
-オススメ五養粥-【白】【緑】※ワカメやあおさなど海藻を加えると更にGood!

もっちり五穀で薬膳生活のベース作りを

第一調剤薬局で大人気の「もっちり五穀」は、もち麦・黒米・もちきび・ハトムギ・アマランサスという厳選された5つの食材で、薬膳の効能もバランスよくブレンドされた商品です。
改善したい体質のタイプは必ずしも1つではないことが多いため、食生活のベースで「もっちり五穀」を取り入れた上で、症状別に合った食材をプラスしていくことが理想的です。

…ということで今回は、もっちり五穀を使用した、美容薬膳粥レシピをご紹介いたします。なんと、使用した薬膳食材は15種類!調理は炊飯器で行います。
週1回は食べたい、体質リセット・体質改善・アンチエイジングメニューをぜひお試しください!!

~もっちり五穀で~美容薬膳粥

このレシピには15種の薬膳食材を使用しており、体内の血流や水分の代謝を助け、心身のバランスやからだの不調を整えてくれます。炊飯器で簡単に作ることができるので、調理の負担も少なくて済みます。

【材料】2人分
・鶏手羽先 2本
・塩麹 大さじ1
・おろししょうが 小さじ1
・おろしにんにく 小さじ1/2
・しめじ 50g
・白ネギ 中1本(80g)
・もっちり五穀 20g(分包1袋)
・酒 大さじ1
・水 400cc
・乾燥なつめ 2個
・乾燥クコの実 12粒
・乾燥きくらげ 少々
・黒こしょう、すりごま、青ネギ、ごま油 お好みで

【作り方】
1. 炊飯器の釜の中で、手羽先に塩麹・おろししょうが・おろしにんにくをぬり込む。きくらげは軽く水で戻し、食べやすい大きさに切っておく。
2. 1の炊飯釜にしめじ、3cm幅にカットした白ネギを加える。続けてもっちり五穀、酒、水、きくらげ、なつめを入れ、普通炊飯のスイッチON。
3. 炊き上がったら器に盛り、クコの実を散らし、仕上げに黒こしょう、すりごま、青ネギ、ごま油をかけたら完成。

Point
クコの実はお好みで一緒に炊き込んでも良いです。

◆レシピ使用薬膳とその効能◆
なつめ:血を増やし精神を安定、胃腸を丈夫にする
クコの実:目の不調の改善、滋養強壮や老化防止に
黒きくらげ:生理不順や不眠、精神不安を和らげる
アマランサス:貧血予防、骨粗鬆症予防
はと麦:利尿作用、新陳代謝促進でイボや肌荒れを改善
もちきび:消化不良、冷え、虚弱体質の改善に
もち麦:冷え、むくみの緩和、便通改善
黒米:消化を助け、血流改善、目の働きを助ける
白ネギ:悪寒を伴う風邪、食欲不振や消化不良に
しょうが:風邪の初期、体を温め消化吸収を促す
にんにく:体を温め、冷えによる腹痛や下痢の改善、精神安定
しめじ:肺の機能を高めて咳や喘息を改善、便通改善
黒こしょう:冷えによる胃腸の不調、食欲増進
白ごま:肌や喉の乾燥、便通改善
ごま油:大腸を潤し、皮膚の乾燥を和らげる

SNS限定コンテンツも配信中!Follow Me! Instagram @daiichichozai