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2022.07.11

コラム「薬剤耐性菌を知っていますか?」

コラム「薬剤耐性菌を知っていますか?」

〇薬剤師の松末です。
以前は病院薬剤師として勤務していました。
その病院で、抗菌薬適正使用チームと感染制御チームに参加し、
医師、看護師、検査技師、事務、薬剤師で毎週話し合っていました。
その中で悩まされていたのが薬剤耐性菌です。

〇薬剤耐性とは、微生物に対して薬が効かなくなることです。
その微生物が体に悪さをしていなければいいのですが、
それが原因で発熱などの重篤な症状が発現すると治療ができなくなるのです。
どんな抗生剤を投与しても効果がないこともあります。

〇いまや病院の中だけの話ではありません。
普段生活している環境にも薬剤耐性菌はいます。
そのような薬剤耐性菌にどう対処していけばいいのでしょうか?

・抗生剤は医師の指示に従い、決められた日数を飲み切りましょう。
中途半端に飲むのを止めると、「薬が効く菌は消滅し、効かない菌が増殖」することもあります。実際に症状が治っても自己判断で中止してはいけません。
しかし、下痢などの副作用を我慢して飲み切る必要はありません。下痢などの副作用が出たら医師・薬剤師に相談してください。

・他の家族や知人に抗生剤をあげないようにしよう。
抗生剤だけではありませんが、家族や知人に薬をあげて副作用が出たときは誰が責任をとるのでしょうか?副作用被害救済制度も使えません。
てんかんの既往歴があり、一部の抗生剤と痛み止めを一緒に飲むと痙攣を誘発することもあります。

薬のことで判断に迷ったときは薬局にいつでもご相談ください。電話でも来局して頂いても構いません。あなたの人生に寄り添えるようなアドバイスができるように我々薬剤師も精進していきます。