皮脂コントロールと汗のケアで、梅雨の肌悩みを解消!
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2023.07.06
こんにちは。薬剤師の蒲原です。
今回は「カリウム」についてお話ししていきます。
カリウムは体内で、細胞内液の浸透圧を調節したり、神経の興奮性や筋肉の収縮に関わっています。また、ナトリウムを身体外へ排出しやすくする作用もあり、塩分の摂りすぎを調節することにも役立ちます。
そんなカリウムを摂取しすぎた場合、どうなるのでしょうか?
カリウムは少し高いくらいであれば症状としては何もないことも少なくありませんが、高くなりすぎてしまうと、悪心・嘔吐、しびれ、知覚過敏、脱力感、不整脈、などが主な症状としてあらわれます。さらに血液中のカリウム濃度が7~8mEq/Lを超えると心機能に異常があらわれるなどの危険性が生じるため、必要に応じて、カリウム値が高くならないように、食事の調整をしたり、治療(服薬) したりします。
(※ 血液中のカリウム濃度の適正範囲は3.5~5.0mEq/L)
カリウム値が高くならないように、食事の調整をする際はまず、カリウムを多く含む食材を把握しておくのが良いでしょう。
カリウムを多く含む食材としては、野菜、バナナ、芋類、干し椎茸、豆類、などが知られています。
かと言って、これらの食材を一切摂らないようにする、というのは望ましくありません。例えば、野菜や果物にはカリウム以外にも体に必要な栄養素も含まれており、カリウム以外の栄養素も一緒に制限してしまうからです。
野菜であれば、茹でこぼしてから食べるなどの工夫もできるので、主治医とよく相談し、カリウム濃度の値もよく見ながら、また、管理栄養士と栄養相談をしたりしながら、個別で食材の摂取量や摂取方法・工夫等を決めていくことが望まれます。
カリウムが高いことを指摘された、どのように食事に気をつけたらいいか分からない、などのお悩みは、主治医や管理栄養士はもちろん、薬局薬剤師もお話しをお聞きできますので、お悩みがあれば気軽にご相談ください。