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2022.02.15
「薬剤師なんてみんな同じ」
「薬局なんてみんな同じ」
そんな風に思うことって、ありませんか?
みなさん、こんにちは、薬剤師の今田屋(耕)です。
今回は、僕が薬局で薬剤師としての働いている時の気持ちをお話ししようと思います。
僕は現場で働く一人の薬局薬剤師として「今田屋からもらう薬は他の薬局、他の薬剤師からもらう薬よりもよく効くなぁ〜」と患者さんに思ってもらいたい、と強く思っています。ご存知のように薬は「モノ」ですので、誰からもらおうと効果は変わりません。モノには意思もありません。しかし、受け手(患者さん)は違います。それぞれの体質があり、意思があり、毎日の生活があります。性格や個性も人それぞれでしょう。
薬の勉強をしていると必ず出てくる言葉があります。プラセボやプラセボ効果(プラシーボ効果)です。辞書的には「にせの薬でも、ほんとうの薬だと思ってのむと、きいてしまうという効果(三省堂国語辞典)」です。全ての薬の研究で少なからずプラセボ効果が出ます。それは何故かというと、患者さんが先生を信じて効くと思ったからです。これに僕は感動します。やっぱり人の力はすごいなと。患者さんの体の中で何かが動き出し、眠れる潜在的な力を発揮したのではないか、と想像します。
プラセボ効果とは、患者さんの持てる力をフルに使っていると思うのです。だから、僕は患者さんの潜在力、その全てを引き出せる薬剤師になりたいのです。そうなれば、僕からもらう薬は、きっと他の薬剤師からもらう薬より効くと信じたいのです。手渡すモノは同じでも、そこに託したり、込めたりする「想い」をちゃんと目の前にあなたに…そんな薬剤師になれる為に日々努力をしています。